大寒と言っても具体的にいつ頃でどんな風習があるのか分からないですよね。
大きく寒いと書く大寒の意味や食べ物、行われている習慣について探りました。
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2022年の大寒はいつ?
2022年の大寒は、1月20日(木)~2月4日(木)となっています。
二十四節気の一つである大寒は、毎年1月20頃となっていますが、1月20日~2月2日までの期間を意味する場合もあります。
冬の季節で言うと、「霜降」「立冬」「小雪」「大雪」「冬至」「小寒」の次にあたるのが「大寒」となります。
大寒は冬の節気の中でも最も寒さが厳しくなる季節だと言われています。
手紙や文書などで使われる時候の挨拶である「大寒の候」は、この1月20日~2月2日の間に使うことができます。
二十四節気を更に72の季節に分けた七十二候において大寒は、1月20日~24日の「初候」、1月25日~29日の「次候」、1月30日~2月2日の「末候」の三候に分けられます。
この中でも特に「次候」は寒さが厳しいとされており、「滝も凍るほどの寒さ」と表現されることもあります。
大寒に行われる風習
冬の節気の一つである大寒では、全国各地において様々な風習が古くから行われています。
大寒に実際に食べるものや行う風習などを挙げていきましょう。
大寒に食べるもの
・大寒たまご
大寒に食べるものと言えばこの「大寒たまご」でしょう。
この大寒の時期に産んだたまごは非常に栄養が豊富(鶏は寒い冬にはたまにしか産まない)で、寒さを乗り切る力を与えてくれると考えられています。
また、大寒にたまごを食べることで金運が上がるとも言われています。(たまごの黄身が金運をUPすると言われる黄色であるため)
・寒ブリや寒サバ、寒サワラ、寒シジミ
寒い季節の魚や貝は産卵に向けて栄養を蓄える傾向にあるので、非常に脂がのって美味しくなります。
大寒の時期の食卓には、こういった冬の魚や貝が並べられる家庭が多いのです。
・寒の水
大寒の時期の水は、手が凍ってしまうほど冷たくなっています。
その冷たさゆえに雑菌も繁殖することが少なく、澄んだ水となっていることから、「清らかで霊力のある水」と考えられるようになりました。
この大寒の時期に水を汲んで置き、料理に使う家庭も多いのです。
また、「寒仕込み」と言われるように、醤油やみそ、日本酒などの仕込みも
他にも、寒の水と味噌を使用して「もつ煮込み」を作ったりする家庭も多いようです。
・菜の花
大寒では、菜の花が食べられることも多いと言われています。
おひたしやお吸い物にすると少しほろ苦さもありとても美味しく食べれます。
また、非常に脂との相性が良いので、パスタなどに使ってみても美味しく食べれるでしょう。
シンプルに生ハムを巻いて食べるのもおすすめです。
・百合根
年末ごろからスーパーでも売られることが多い百合根も、大寒に食べられることが多い食材です。
スープの具材として使用したり、上げたりしても美味しく食べれます。
・小松菜
寒さが厳しくなると甘みを増し美味しくなる小松菜も大寒によく食べられる食材の一つです。
ビタミンやミネラルが非常に豊富なので、食すことで寒い冬を乗り切る免疫力を獲得することができます。
・ワカサギ
ワカサギ釣りで有名なワカサギも、もちろん寒い季節に食べる魚の一つです。
骨が柔らかいので、そのまま天ぷらなどにすると非常に美味しく食べれます。
免疫力向上や疲労回復といった効果も期待できるため、大寒にぜひ食べておきたい食材と言えるでしょう。
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大寒に行う風習
・寒稽古(かんげいこ)
剣道や柔道などの武道では、大寒の時期に寒稽古を行われることが多くなっています。
一年で一番寒いこの時期だからこそ、精神力を鍛えられるというものです。
・大寒禊(だいかんみそぎ)
全国の有名な神宮などで行われる水に浸かる儀式です。
神道においては、水に浸かることでけがれを落とせると考えられているのでこのような儀式が行われているのです。
茨城県の「鹿島神宮」や山口県の「春日神社」などが有名です。
一般人も参加することが可能なので、毎年多くの人が大寒禊を行っているのです。
他にも、大寒には寒中水泳や滝に打たれる修行なども全国各地で行われます。
・寒中見舞い
寒中見舞いは、小寒と大寒の時期に出す手紙です。
寒い季節の健康を気遣う頼りとして、古くから日本の風習となっています。
まとめ
今回は、「2022年の大寒はいつ?」という疑問や「大寒の意味や食べ物、行われている習慣」について解説してきました。
・大寒は二十四節気の一つで毎年1月20頃、1月20日~2月2日までの期間を意味する場合もある
・2022年の大寒は、1月20日(木)~2月4日(木)
・大寒たまごや寒ブリ、寒サバ、寒サワラ、寒シジミ、菜の花、百合根、小松菜、ワカサギといった食べ物がよく食されている
・大寒には、寒稽古や大寒禊、寒中見舞いといった風習がある
身体を壊しやすい寒い大寒の時期だからこそ、多くの人がこれらの食材を食べたり風習を行うことで健康に暮らそうとしているのです。
今まで大寒に何もしてこなかった人は、ぜひ2022年に大寒でこれらの食材や風習を実践してみてはいかがでしょうか?
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