春になると松田聖子さんの名曲、
赤いスイートピーが
どこからともなく聞こえてきます。
聖子さんと私は同世代なので
そんな時代を懐かしんでいるうちに
そういえば・・・
「スイートピーって花屋さんでしか
見たことないなぁ・・・・」
って思っちゃったんです。
そうしたらどんどん疑問がわいてきて
スイートピーってホントに
線路の脇にツボミをつけるような花なの?
道端に咲いてないよね!
疑惑は広がるばかりです。
何だかとっても知りたくなってしまったので
赤いスイートピーについて調べてみました。
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当時スイートピーに赤はなかった?
赤いスイートピーの作詞をした
松本隆さんが曲にまつわる秘話を語った時に
実は当時、スイートピーに赤はなかったと
言ってるんです。
「ないよ、そんな色!」って人に教えられて
やばいと思ったと。
でも、ウィキペディアによると1800年頃には
既に赤いスイートピーは存在したらしいので
世の中には出回っていなかったのか
日本にはなかったということでしょう。
曲の大ヒットを追うように花屋さんが
品種改良して作っちゃったので
今や赤いスイートピーは普通に
売られるようになりましたが
音楽が世の中に与える影響力の凄さって
本当にスゴイものですよね。
この曲がなかったら、赤いスイートピーは
まだ花屋さんに並んでいなかったのかもしれないのです。
さらに松本隆さんは曲の中で
「心の岸辺に咲いた」としていることで
すべてが夢なんだと分かってもらおうという
意図があったようです。
だから別に何色でもいいと
松本隆さんは言っているそうですが
今さらそれはナイですよね。
赤いスイートピーじゃなきゃ
曲が締まらない気がします。
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赤いスイートピーは線路の脇に咲いていない
♪線路の脇のつぼみは赤いスイートピー
ここの部分の歌詞のイメージから
スイートピーはタンポポのように
その辺の道端で
カンタンに目にすることが出来る花だと
勝手に思っていました。
しかし、野生のスイートピーは
ほとんど見かけることはないようです。
増してや赤いスイートピーは花屋さんが
改良して作った花なのですから
なおさら野生でなんて咲かないですよね。
松本隆さんが言うように
全部夢だったということならば
「心の岸辺に咲く」赤いスイートピーが
線路の脇でつぼみを付けることもまた
夢のつづきということなのでしょう。
赤いスイートピーという曲はファンタジー
作詞した人がすべてが夢と言ってるのだから
あの曲はファンタジーということです。
そういえば「春色の汽車」も
「翼の生えたブーツ」も
夢の世界の言葉のようだし・・・
「たばこの匂いのシャツ」に寄り添うという表現が
夢物語のお話の世界で使えるなんて
古き良き時代でした。
現実には赤いスイートピーは
曲が売れてから作られて世に広まった花であり
線路の脇でひっそりと
つぼみをつけて咲くような、
そんな花ではございませんでした。
でも、そのうちどんどん世の中に広まって
野生化した赤いスイートピーが
いつか線路の脇につぼみを付ける日が
来るのではないかと
私はとても期待しています。
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