春の七草の簡単な覚え方は?七草がゆを食べる意味と由来も探る

昔、小学生だった娘とアニメちびまる子ちゃんを見ていたら、まる子のおばあちゃんが春の七草をスラスラと言った回があってとてもカッコイイなと思いました。

簡単な覚え方があるなら知りたいですし、そもそも七草がゆを食べる意味って何?

日本に昔から伝わる先人たちの知恵を知りたくなりました。

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春の七草の簡単な覚え方

春の七草は次の7種類になります。

(せり)(なずな)御行(ごぎょう)繁縷(はこべら)(すずな)蘿蔔(すずしろ)

御行は「ごぎょう」「おぎょう」という二通りの読み方がされています。

七草は普段馴染みのない名前の草が多くて、私はなかなか覚えられる気がしません。

でも、リズムに乗って歌うように覚えると結構イケそうです。

五七五七七の短歌のリズムで覚えよう

せり なずな  ごぎょう はこべら  ほとけのざ  すずな すずしろ  これぞななくさ

 
これぞ七草・・・までイッキに言うことでリズム良く覚えられますね。
アニメのまる子ちゃんのおばあちゃんも、「これぞ七草」まで言っていました。

頭文字をリズムに合わせて言ってみよう

「セリ」・「ナズナ」・「ハコベラ」・「ゴギョウ」・「ホトケノザ」・「スズナ」・「スズシロ」の頭文字を並べて

セナゴッホスズ2つ

何度か口に出すだけで簡単に覚えられるほど短い文章ですよね。

「セ(せり)ナ(なずな)は(はこべら)ゴ(ごぎょう)ッホ(ほとけのざ)とスズ2つ(すずな、すずしろ)」

いかがでしょうか?

1年経つとまた忘れてしまいそうですが、何年か続けていくうちにきっと覚えられそうです。

七草がゆを1月7日に食べるようになった理由は?

年が明けるとスーパーなどで「七草がゆセット」が並びますね。ではなぜ1月7日なのでしょう?

1月7日はじんじつの節句

節句は中国から伝わったものですが、沢山あった節句の中から現代に伝わっているのは江戸幕府が定めた5つのみ。

五節句と言われるものです。

1月7日 人日の節句(じんじつのせっく)
3月3日 上巳の節句(じょうみのせっく)
5月5日 端午の節句(たんごのせっく)
7月7日 七夕の節句(しちせきのせっく)
9月9日 重陽の節句(ちょうようのせっく)

1月7日以外は全部月と日が同じ日でゾロ目になっています。

元日の1月1日は別格ということで、1月は人日(じんじつ)の節句である1月7日が五節句に入りました。

それぞれの節句には意味がありますが、その季節のものを神様に供えて家族や地域の人々で分かち合うということは共通事項になっています。

奇数は縁起が良いとされていますが、奇数と奇数を足して偶数になることは縁起が悪いとされており、そのためこの五節句は邪気を払う日として大切にされてきたのです。

中国と日本の両方の文化から生まれた風習

日本では以前から年の初めに芽を出した草を摘む「若菜摘み」という風習がありました。

これが七草の始まりと言われています。

この七草を刻んで入れたお粥は「七草がゆ」と呼ばれ、長く日本人に食され現代に至ります。

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