我が家は現在町内会の班長です。
ここに引っ越してきて14年間で2回目ですが
前回よりも確実に参加戸数が減っており
班長を辞退する人も続出しています。
家の並び順で班長が決まるので
ホントはもう数年先のはずでした。
ですが、うちよりも先に
班長になるはずだった家が
次々と4軒も辞退したので
突然の大ワープで班長になりました。
班長の仕事以上に憂鬱なのが
次の人との引継ぎです。
誰にも引き受けてもらえなかったら
どうしたらいいのかと不安で堪りません。
今回は最近色々と問題になっている
町内会(自治会)について考えてみました。
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そもそも町内会(自治会)って何だろう
まず、町内会も自治会も名前が違うだけで
活動内容は同じです。
地域によってその呼び名が自由なことも
行政からの強制ではない任意の団体っぽいですよね。
だから加入も退会も本来は自由なのです。
それなのにどうしてこんなに重い存在に
なってしまったのでしょうか。
このような団体の習慣は欧米諸国には無いそうで、
日本でも自治会がない地域が全国に増えてきています。
町内会(自治会)の活動内容は多岐にわたりますが
一般的には町内のお祭りや老人会、
子供会の運営など行事にかかわる事や
防災訓練や公園などの清掃、環境整備などにも
関わっております。
元々住民が快適に暮らせるためにと
作られた団体であるはずなのに
今はむしろ町内会(自治会)の活動で
苦しむ人が増えているのは本末転倒ですよね。
町内会(自治体)加入のメリット・デメリット
・メリット
私が引っ越してすぐに加入したのは
母に「加入しないと生活しにくくなるよ。」
と言われたからです。
ずっと加入が当たり前に過ごした母にとっては
「入らない人は村八分」的な考えだったと思います。
母が安心するならと特に疑問も感じず
自分から町内会に申し出て入りました。
一般的には、加入すると
地域の人との交流の機会がふえて
顔見知りが増えるので
・災害などで助け合える。
・行事を通して交流が出来る
・町内会(自治体)を通して行政などへ要望がしやすくなる。
雪国では除雪した雪の捨て場所が
とても大きな問題になります。
加入していたほうが
意見が言いやすいかもしれません。
普段は特にメリットを感じていなくても
いざという時にありがたみを感じたり、
気が付かないところで守られたり
お世話になっているかもしれないという
考え方もあります。
・デメリット
・会費の負担が生じる
・班長が当番で回ってくる
・イベントや会合で休日がつぶれる
・人とつきあうのが面倒な人には負担
これは地域よって異なるでしょうが
私が加入している町内会では
清掃や防災訓練が平日に行われるので
私は仕事があるので一度も参加したことはなく
班長会議さえも
今回は一度も参加していません。
ただ、イベントや会議に班長の出席を
義務付けている地域のハナシはよく聞きますので
うちの町内会はかなりゆるい団体だと思います。
ワタシがやっている班長の仕事と言えば
・会費を集めて収める
・回覧板や広報誌を配布する
このくらいしかないのですが、
班長はものすごく大変だという先入観を
持っている人が多いような気がします。
だから班長のなり手が中々いなくて
あまり強くお願いすると退会されそうなんです。
このように班長になった人が
次の人に引き継ぐまでが仕事とされていることこそ
私にとっては最も大きなデメリットと言えます。
町内会を退会するとゴミ回収してもらえない?
よく言われるのが、町内会(自治会)を退会すると
「ゴミステーションを使えなくなる」ですが
これにも諸説あります。
基本的にはすべての住民には
ゴミを捨てる権利があるとされていますが
市町村のほとんどが個別回収を
していないのが現状です。
町内会(自治会)を退会しても、
または最初から入らなくても、
ゴミステーションを使えるように
自治体から許可を得る必要が出てきますが
この場合、ゴミステーションの清掃は
自治会に加入していなくても積極的に行う
くらいの気持ちを持つべきとされています。
しかし、最近は町内会(自治会)を
退会することは決して珍しいことではないので
まずは自分が住んでいる市町村へ
相談してみましょう。
まとめ
・町内会(自治会)の加入は任意であって強制ではない
・加入のメリット、デメリットがある。
・退会してもゴミ回収の権利はあるが
対策は必要
あくまでも個人的な所感ですが、
会費を払って加入している人が
未加入の人や退会した人に対して
ズルイと感じるような団体なら・・・
それはもう廃止して
別の道を探ったほうが良いような気がします。
そう簡単じゃないから難しいんですね・・・。
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