20代の頃から約30年間、
毎日ポテトチップスを食べていました。
やめたいのにやめられず
自分の意志の弱さに呆れながら
それでもなお、食べ続けていました。
ポテトチップス依存症という
病気のひとつだとも知らないで・・・。
そして、ようやく
その依存症を克服し長い闘いが終わりました。
今日はそれについて書きたいと思います。
ポテトチップス依存症を克服した理由
毎日毎日ポテトチップスを食べ続けて
もう一生分の量を食べてしまったせいなのか
ポテトチップスが美味しいと思わなくなった
のです。
それはある日突然、というよりも
だんだん食べたくなくなっていきました。
今でもたまにスーパーで見かけて、
久しぶりに・・・と買ってみても
あまりおいしいとは思えず
半分残したりしてしまいます。
そういえば妊娠中も
食べたいと思わなかったので
単純に
嗜好が変わったのかもしれません。
でも、あの頃は出産したら
またすぐ食べ始めてしまったのですが・・・
年齢のせい?
よく、トシをとると
脂っこいものが苦手になるとか
揚げ物が胃にもたれるという話を
聞きますよね・・・。
私はアラカンで、立派なトシヨリですから
ポテトチップスを食べなくなったのは
年を取ったからかも・・・
という気がしないでもありません。
しかし、
親せきの大叔父は80才をすぎてから
食べるようになり
「ポッテ、ポッテ・・・」と言いながら
90才で入院するまで食べていました。
夫の両親も80才を過ぎてから
夫婦仲良く食べていましたので
年齢のせい!と決めてしまうのも
何だか違うような気がするのです。
ただ、年齢と共に
食べ物の嗜好が変わることは
よく聞くことなので
私もそうなのかもしれません。
もし、そうだとしたら、
努力とか、治療とかそういう話ではなくて
時の流れに身を任せることになってしまいます。
でも、依存症の人は
今、治したい!ですよね。
トシを取るまでただ待つなんて
冗談じゃありません。
当事者にとっては
そんな悠長な話ではないのです。
私も出来ればもっと若いうちに
何とかしたかったとつくづく思います。
自分のビジュアルに嫌気がさした
会社の制服のサイズが2サイズも大きくなり
ふと鏡を見たときのあまりの醜さに愕然としました。
情けないことにそれまでの私は、
健康に悪いとわかっていても
今日だけは食べちゃおうとか
明日からはやめようとか・・・
ずっと自分を甘やかし続けていました。
好きなものを食べて死にたいと思っていたし、
早死にしても本望だと思っていました。
でも、醜い自分を直視するのがイヤで
鏡を見るのがつらくなりました。
まあ、30年間もの間、
ほとんど毎日食べていれば
こんなカラダになるのは当たり前。
冬は会社の制服の上にカーディガンを着て
何とかごまかせますが
夏場はそうはいきません。
いっそクーラーが効きすぎの
真夏が待ち遠しいくらいです。
そして、親せきに高齢者が沢山いるので
いつ、礼服を着ることになるかわかりません。
礼服はそうそうひんぱんに
買い替えも出来ないので
持っている礼服を美しいシルエットで着たい
今思えば
そう思ったことがきっかけだったと思います。
そしてだんだん
ポテトチップを見ても買いたいとも
思わなくなりました。
ポテトチップスはドラッグの一種?
「ドラッグ」という言葉で思い浮かべるのは、
覚せい剤などの非合法のものだと思いますが
ポテトチップスも立派な「マイルドドラッグ」であると
専門家たちが警鐘を鳴らしてします。
健康に悪いと分かっているのに
どうしてもやめられないのは
塩分や脂肪が脳にドラッグを服用した時と
同じくらいの快感を与える物質を
分泌するからなんですね!
しかも、
スーパーやコンビニでいつでも簡単に
手に入ってしまうし
子供の少ない小遣いでも買えてしまう
大変危険なドラッグです。
タバコやお酒は二十歳からと
法律で決められているというのに
ポテトチップスなどのスナック菓子は
小さな子供でも普通に食べていますよね。
もしかしたら、
一番やっかいなドッラグかもしれないと思います。
私は、会社で仕事をしながらも
早く家へ帰って、ポテトチップスを食べたい!と
思うことが何度もありました。
仕事と子育てで忙しい毎日ながらも
ストレスは溜めていないつもりでしたが
今思えば、
精神安定剤として食べていたような気がします。
そう、それはまるで
喫煙する人がちょっと一服するような
そんな感覚だったのかもしれません。
でも、考えてみれば嗜好品って
体に悪いと言われるものが多いですよね。
酒、煙草はその代表ですが、
コーヒー、お茶などのカフェイン過剰摂取や
清涼飲料水なんかも、
飲めばすっきりするけど糖分が心配です。
体に悪いと言われている物って
悪者扱いされながら、
実は心の安定剤的な働きを
しているものが多いと思いませんか?
摂らないのがイチバンだって分かっていても
ついつい摂取してしまいます。
人はカラダの健康だけでは
生きていけないものなのかもしれません。
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ポテチ依存症を克服するのは禁煙と似ている?
ポテトチップス依存症を克服することって
何だか禁煙しようとする人に似てないか?と
思いました。
健康に悪いから、やめなければと思いながらも
なかなかやめられないという点は同じですよね。
ちなみに私の父親は、
一日40本タバコを吸うヘビースモーカーでした。
過去に結核で2度も入院したことがあり、
毎朝、死にそうなな咳をしながら
それでも絶対にやめることはなく
母に隠れて煙草を吸っていました。
それが、ある日突然やめたのです。
段々タバコの本数を減らすとか、
そいう段階を経ることも無く、
いきなりやめました。
なんだ、出来るじゃん・・・
と思ったんですけど
医者に、これ以上の喫煙は
命の保証がないと言われたとかで
その日から、父はタバコを
1本も吸わなくなりました。
喫煙の快楽よりも命を選んだのです。
ポテトチップスによる
カラダへの弊害を知ってしまったら
「もう食べたくなくなった」という声も
聞いたことがありますので
ポテトチップスを食べることによる
カラダへの弊害を調べるのも
ポテトチップス依存症克服の
一つの方法になるかもしれません。
ポテトチップス依存症をチェックしよう!
次の項目、いくつあてはまりますか?
②一度開封すると全部食べてしまう
③一週間に数日はポテチを食べている
④食事の前後にも食べることがある
⑤食事の代わりに食べることがある
⑥家族に隠れて食べている
私はまるっと全部あてはまっていました(-_-;)
今やポテトチップスは、
やめられないお菓子の第一位なんだそうで
塩分、油、高カロリー、発がん性・・・
体に悪いことなんて知ってますよね!
わかっているけど止められないのが依存症。
ドラッグ、アルコール、ニコチンに次ぐ
依存性を指摘されており
スナック菓子の中でも、
ポテトチップスは断トツなんだそうです。
もはや、美味しいから食べるという域は
越えてしまい、
ポテトチップスを食べるという行為そのものが
快楽なんですよね。
私は30代の頃が特にひどくて、
スーパーからの帰り道でも食べたくなり
家に着くまで我慢が出来ず、
コソコソ食べながら歩いていたほどです。
夫に注意されるようになると、
隠れて食べるようになりました。
また、隠れて食べると美味しいんですよね~
そして一袋食べきらないと
絶対に途中でやめられませんでした。
だからクローゼットの中はいつも
ポテチのカラ袋でいっぱいだったのです。
今こうして書いていても、
ここまで重症だったのかと呆れています。
父は、命と向き合って禁煙しましたが
私は醜い自分に向き合ってやめました。
私はアラカンにして、
なおオンナだったんだな・・・と
自分でもびっくりしています。
結局、何に重きを置くかで
人は変われると思います。
ポテチップス症候群が治って良かったと思う事
ポテトチップスを食べなくなったら
他のお菓子にも目が向くようになりました。
これまでは和菓子にもケーキにも
全く興味ありませんでしたが
こんな美味しいお菓子があったんだーって
改めて気が付いている毎日です。
だからやっぱり痩せないかもしれません。
でも、一種類の食べ物に固執するとか
そういう食べ方はなくなりました。
一度キリの人生、
いろんな美味しいお菓子を食べたいです。
コンビニスイーツにも
最近目覚めてきてしまって
新製品が出るのが
とても楽しみなんですよね。
ポテトチップスを食べなくなって数か月・・・
もう大丈夫だと思います。
この後の記事はこちら
ポテチやめて1年半、痩せなかったけど今思う事
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