五月病って日本にしかないそうです。
アメリカや韓国では違う時期にに同じような
症状があるそうですが
五月病は入学や就職といった
環境の変化に伴い発症する人が多いことから
学生や新入社員がかかりやすいという
イメージが一般的でした。
しかし最近は転勤や人事異動、
転職や引っ越し、離婚や失業など
さまざまな理由から
中高年にもどんどん増えているようで
まさに国民病となっているようです。
私も遠い昔、高卒で就職したばかりの頃は
仕事がなかなか身につかずに
かなり辛い時期がありました。
単に仕事が出来なかっただけかもと
思うのですが
はたして自分が五月病だったのか
今更ですが知りたいです。
content
五月病ってどんな病気？
連休明けにちょっと元気がない人に
軽い気持ちで
「ちょっと、五月病なんじゃない？」
なんて、言いがちですよね、
言われたほうも
「ああ、そうかもねー」
なんて軽く返しちゃったりしますが
五月病は正式名称ではなく
医学的には「適応障害」や「抑うつ状態」
などの精神的な症状をまとめて
五月病と言っています。
日本では会社も学校も全てが４月からの
スタートになることが
五月病を生む大きな理由と考えられています。
環境の変化の中で無意識に無理を重ね、
心にも体にも疲れが溜まってきた頃に
やってくるのが大型連休です。
覚えなければならない沢山の事や
新しい人間関係などで張りつめていた
緊張の糸が、
ここで一度プツリと切れてしまうことも
大きな原因とされています。
五月病は一過性のモノと
軽く考えてしまいがちですが
放っておくと重症化する場合もあるので
油断は禁物なのです。
五月病になりやすい人
・この春の新入社員、新入学生
・この春に人事異動、転勤、転職した人
・上司や同僚の移動で職場環境が変わった人
・結婚に伴い転居して環境が変わった人
・クラス替えなどの環境の変化で
友人関係や勉強に悩む子供
五月病セルフチェック
・睡眠不足（夜寝付けない）
・朝がつらく起きられない
・学校や会社に行きたくない
・やる気が出ない
・食欲が出ない
・ネガティブ思考になる
・人と会話をしたくない
・イライラする
・疲れがとれず体が重い
・集中力がなくなる
・頭痛や胃痛などの体調不良
※２個くらいまでなら心配はないようですが
数が増えるほど要注意！
Sponsored Link
五月病を予防するために
五月病の主な原因はストレスですので
ストレスに対する対策が必要になってきます。
気分転換がとても大事ですね。
ステップアップの為の学習をする
私の場合ですが、転職を夢見て
英語の学習を始めました。
私が高校を卒業して入社した会社は
とにかく忙しい会社で
いつも気持ちに余裕がありませんでした。
でも、就職難の時代に
やっと入った会社です。
親元を離れて暮らしていたので
辞めると生活ができなくなります。
当時は仕事に対して
まともに講習も受けることもなく、
現場で、もまれながら覚えていけという
厳しい時代でしたし
会社全体が忙しく、新人の面倒を見てくれる
余裕がある人もいませんでした。
電話が一日中鳴りっぱなしの環境で
その対応に追われながら
お客さんに怒られ、職場の人に怒られ
昼休みもろくに取れず心が折れそうでした。
５月の大型連休に家族と会った時に
ふとした何気ない会話に
涙が止まらなくなったことがありました。
五月病になりかけていたのかなと思います。
夜も朝も会社に行きたくなくて
いつも心が重い感じがしました。
いつかここを辞めてもっといい会社に入りたい。
そのために英会話を学ぼう！
そう思った瞬間、
スーっと心が軽くなりました。
それから・・・
いつかこの会社を辞める日を夢見て
英会話を学習することで心のバランスを
保っているうちに
仕事もだんだん覚えていき、
いつのまにか英会話もサボり気味になりました。
結局、英会話をマスターすることもなく
その会社には結婚退社するまで
約八年も勤めることとなりました。
会社で辛いことがあっても
プライベートで「頑張っている自分」を
意識することで元気が湧いたんですね。
私の場合は結局挫折した英会話でしたが
別に何でもいいと思うんですよね。
何かを学ぶことで、気持ちの切り換えが出来て
自分に自信が持てるようになります。
スポーツや趣味で気持ちを切り替える
私が入った会社には
テニス部がありました。
運動は苦手でテニスなんて
まったく経験なかったのに
部署が異なる老若男女が
集って仲良くしているのがうらやましくて
運動音痴を顧みずについつい
入部してしまいました。
テニスは全然上達しないので
コートも使わせてもらえずに
正しいフォームを身に着けるべく
ひたすら素振りばかりでしたが
会社の人と一緒にいるのに
仕事の話もしないでいるという
その不思議な時間が楽しかったのです。
活動は主に早朝練習で、
そのあと軽く食事をしたあとに
みんなで出勤して仕事です。
楽しかったけど、朝練がつらくて
結局だんだん出なくなってしまいましたが
他の部署の人と親しくなれたことで
仕事でも気軽に会話出来るようになりました。
新入社員だったので、誰と話すにも
いつも緊張していましたので
それが無くなったのは有難いことでした。
このように会社の中に同好会やクラブがあれば
利用してみるのもいいと思います。
悩める時の相談相手が見つかったら
嬉しいですね。
私が入社した年の採用は女子が私一人だけで、
あとは全員男子だったので
とても孤独でした。
その前年にたくさん女子を採用したので
ひとつ上のお姉さんがいっぱいいましたが
同年代といえども先輩ですし
なんだか輪には入れませんでした。
だからと言って同期だからと
男の人と親しく会話をしていれば
こそこそ悪口を言われます。
そんな時代でした。
誰か一人でいいから
同期の女子がいてほしかったと
切実に思っていましたので
会社の中での孤独はつらいものです。
そして新人社員ならなおさらです。
自分が出せる場所を作ることが
五月病の予防になることでしょう。
Sponsored Link