神社でお参りする時の正しい作法は?最低限これだけ覚えれば大丈夫!

初詣に出かけて、いざお参りをしようという段階になって作法が分からずに周りの人を観察するってことないですか?

私も自分の順番が近くなると周りの人のマネをしてみるのですが、私がマネているその人も正しいかどうかは分からないんですよね。

だから難しいことは後にして、とりあえず最低限のことをマスターしようと思います。

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これだけは覚えたい神社の正しい参拝作法

私が一番困るのはお賽銭を入れるところからの作法です。まず、ここをマスター出来れば一安心。

お参りの基本の作法

参拝を行う際は、「二礼二拍手一礼」の作法を必ず行います。

もう、「2. 2.1」の数字だけを覚えておけばあとは何とかなる気がします。

①まずはお賽銭をお賽銭箱に入れ、垂れ下がっている荒縄を振って鈴を鳴らす

②鐘を鳴らしたら腰を90度に曲げてお辞儀を2回行う

拍手を2回行う(一部の神社では4回叩く場合もあり)
※拍手を行う際は、右手を少し引き、完全に両手を合わせない(神様よりも一歩下がるという敬う心を表す為)

④最後にもう一度腰を90度に曲げて1回お辞儀をする

 
「2.2.1の法則」でお参りはもう大丈夫!
 

お賽銭はどのくらいがいい?

お賽銭は神様への感謝を表すために行うもので、お賽銭に金額の決まりはありません

自分自身が考える感謝の気持ちにふさわしい金額を納めれば良いのです。(硬貨ではなく紙幣でも問題なし)

感謝の気持ちを伝えた上で、願い事を伝えるようにしましょう。この時、自分の住所と氏名、生年月日を名乗ると良いとされています。

とは言え周囲に人が居るので口に出すのは大変抵抗がありますね。心の中で言うだけでも良いとのことですのでしっかり言いましょう。

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神社へ入る時、帰る時の正しい作法

参拝の時の作法を最低限覚えることが出来たらと思っていますが、神社に入る時からすでに作法は存在しています。

余裕が出てきたらこちらも是非覚えたいと思います。

神社への入り方

神社の入り口には必ず「鳥居」が存在します。

これは、神域と俗界(世俗の人々が暮らす場所)を区別するためのもので、この内側は神聖な場所となります。

それゆえに、鳥居をくぐる際は必ず、「一礼」をします。

深々と会釈する必要はなく、会釈程度で構いません。

一礼を済ませたら、鳥居の端を歩いてくぐります。

これは、「参道の中央は神様の通り道(正中)」であるからです。

参道の端を歩くことで、神様を敬う気持ちを表すことができるのです。

手水舎の使い方

鳥居をくぐったらすぐに本殿や拝殿に行ってしまう人もいますが、必ず「手水舎(てみずや)」に立ち寄り手と口を清めましょう。

①柄杓を右手で持ち、水を汲み左手を清める

②柄杓を左手に持ち替え、同じように右手を清める

③再度右手に柄杓を持ち、左手に水を溜め口をすすぐ(直接柄杓に口をつけない)

④左手をもう一度清める

⑤柄杓の柄が下になるように垂直に立て、残った水で柄を洗って元の場所に戻す

手や口元を拭けるようにハンカチを用意しておくとスマートですね。

神社から帰る時

参拝を終えた後、帰りにも作法があります。

神社から帰る際も、鳥居の端をくぐり、振り返って社殿の方を向き一礼します。

「お邪魔して失礼しました」という謙虚な気持ちと感謝の気持ちを持って一礼しましょう。

もしも御朱印や授与物などをいただいたりする際は、必ず参拝をしてから頂戴するようにしましょう。

なぜ神社で参拝するようになったのか?

神社は日本が起源となる「神道」で、日本人にとって大切なものです。

仏教を信仰するお寺と神道を信仰する神社と言う2つの異なる宗教を上手に取り入れているのは、日本文化の面白いところと言えるかもしれません。

それでは、いったいなぜ日本人は熱心に神社に参拝を行うのか。

その理由は、「そこに神様がいるから」です。

神社の建つ所に神様が来たのではなく、神様のいる所に神社を建てたという考え方となります。

「龍脈」「龍穴」とも呼ばれたりします。

これはすなわち「その場所にたくさんのが集まっている」ということでもあり、神様を祀るとともに訪れた人がたくさんの気をいただける場所でもあるのです。

特に精神的な「気」をいただける場所なので、出産や子の健康、学業、恋愛、結婚、一年の始まりといったように、人生の通過点で気をいただきに行きます。

「安産祈願」や「お宮参り」「七五三」「合格祈願」「成人の儀」「厄払い」「結婚」「初詣」「恋愛成就」「病気平癒」というように、日本人の人生における大事な局面では神社を参拝する習慣となっているわけです。

そして、神を敬い参拝することは、人間にとって徳が増すというだけではありません。

「神様は人間の敬う心によってその力を増す」とも言われているのです。

神様と人間の関係は、「神様→人間」という一歩通行では決してないと言えるでしょう。

複数の神社を参拝してもいい?

人によっては、いくつかの神社を参拝したいと考えたりもするでしょう。

こういった「複数の神社への参拝」は、基本的に問題はありません。

「三社参り」という言葉もあるように、複数の神社を参拝する風習がある地域もあります。

まとめ

今回は最低限覚えておきたい「神社の正しい参拝作法」と更にもう少し詳しい作法についてまとめました。

日本人なら誰しも経験がある「神社の参拝」ですが、意外と正しい参拝作法は知られていなかったりするものです。

作法よりも心を込めてお参りすること、神様に感謝の気持ちを忘れないことが大事!という考えもあるようですが、お参りの作法を身に付けることでより一層神様への感謝の気持ちを表せるような気がします。

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