七夕の風習は日本各地でいろいろあって面白い!海外は?

北海道の七夕は子供たちが歌をうたって
家々を回る風習があります。

そもそも北海道の風習の多くは
開拓された頃に

本州から入植した人によって
伝えらえたものがとても多いのです。

だから日本中にそういった
七夕の風習があるのではないかと思い

知りたくなって調べてみました。

また、海外の七夕って何をするのでしょう?
こちらもなかなか面白かったです。

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日本各地の七夕の風習

ろうそくもらい(北海道)

北海道の七夕はほとんどの地域が
8月7日ですが、
道南の函館方面7月7日になっています。

私は子供の頃、それがとても不思議でした。

織姫と彦星が1年に2回も会えていいの?
って思ってたんですよね。

ろうそくもらいは、
日本のハロウィンとも言われており、

子供たちが歌いながら
家々を一軒づつ回ってろうそくをもらう
というものです。

この歌も種類があって
函館では「ろうそく一歩ちょうだいな」

それ以外の地域は「ろーそく出せ、出せよ」
と歌います。

最近ではろうそくよりもお菓子を
用意していることがほとんどで

歌詞の通りにろうそくを渡すと
子供ががっかりするという話もあります。

まあ、そりゃそうでしょうね。

七夕人形(松本市)

長野県松本市の七夕は一風変わっています。

北海道と同じで8月に行われるんですね。

七夕の時期になると松本市では
町中に人形が吊るされているんです。

この七夕人形は江戸時代から松本城下で300年続く
伝統行事で独自の文化になっています。

道路の真ん中であったり、
店先や博物館、民家の軒先などなど

この町の七夕の主役は人形なんですね!
 

大きな折り紙や和紙でで折ったような
平面の人形ですが
色鮮やかでとてもキレイです。

ほとんどが男女一対となっているのは
織姫と彦星を表しています。
 

カータリと呼ばれるちょっと粗末に作った
足長の人形が一緒に吊るされています。

七夕の夜、雨で増水した川で困っている
織姫と彦星を背中に背負って

長い足で川を渡って
二人を会わせてくれる人なんだそうです。

海外の七夕の風習

中国の七夕

七夕は中国から伝わったものであることは
広く知られています。

旧暦を大切にする中国は七夕も
旧暦の7月7日になります。

お香をたいて花や果物をお供えしたり
機織や刺繍の針仕事が上達するようにと
「織女(織姫)星」に祈る風習があります。

日本で短冊を書いて願い事をするという
風習はここから来ているカンジですね。

中国では「七夕」の夜にカササギが
二人の為に羽を連ねて橋を作るという
伝説があります。

これは日本には伝わっていないようです。

韓国の七夕

日本では天気が良いと天の川が見えて
織姫と彦星が無事に会えると喜びますが

韓国の七夕では、雨が降ることが良いとされ
みんなで雨が降ることを願うのが
韓国式の七夕。

雨が降ると二人が無事に会うことが出来て流した
うれし涙ということになり

翌朝まで雨が続くときには
別れを惜しんだ二人が
涙を流しているという意味だそうです。

雨をなみだと考える・・・
とてもロマンティックですね。

短冊に願いを書くといった風習は
ないそうです。

ベトナムの七夕

ベトナムの七夕も中国から伝わったものです。

「七夕の夜になると二人のために鳥が橋を作る」のは
中国と同じなのですが

ベトナムの鳥はカササギではなく、
カラスになっています。

なるほど、カラスは頭が良いですからね。

ベトナムの「七夕」は特にこれといった
イベントなどは無いようですが

昔の恋人と語り合う、
といったイベントが行われているそうです。

離れ離れになった恋人に
ちなんでいるようなのですが

何だか新たな問題に発展しそうな
とても怖いイベントのような気がします。

    

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