子どもが学童保育をやめたがる理由と親がやめさせて良かったと思うこと

働く母にとって学童保育は強い味方。

でも、学童保育が合わない子供もいるのです。

楽しく通ってくれたらそれが一番ですが
行きたくないと泣かれたりすると・・・

もう、どうしたものかと
親も途方にくれてしまいます。

うちの子供は娘と息子が
17才も年が離れているので

ひとりっ子を
2回育てたようなモンでしたが

二人とも2年生の時に学童保育はやめました。

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学童保育をやめさせるのは
低学年では不安ですが

子供がやめたがるには
それなりの理由があるようです。

そんな事例をまとめてみました。

子供が学童保育を辞めたいと思う理由


自分の子どもを含めて、
私の職場、友人たちから集めた情報によると

子供が学童保育をやめたくなる理由は
下記のようなものです。

学童保育へ行かない子供と遊びたい

娘は入学して最初に友達になった子が
学童に入っていたこともあり

最初は楽しく行っていたのですが
すぐにその子のお母さんが仕事を辞めたので
仲良しの子も一か月でやめてしまいました。

当時は、今と違って
学童保育に入っていないと
自由に出入りすることが出来なかったのです。

本当に遊びたい子とは、土、日にしか
遊ぶことが出来なくて不満だったようです。

学童保育の友達が嫌い

当時流行っていた女の子のアニメ
「レイアース」の塗り絵を娘に買ったのですが

普通の塗り絵よりも一回り大きい
A4サイズで目立ったせいか盗まれてしまいました。
(記名していたが消された)

娘が返してほしいと言っても
A子は「自分のだ」と言って返してはくれず

娘が持っている時間よりも
A子が持っている時間のほうが長くなり

そのうちほとんど塗るページが
なくなってしまいました。

それでも娘は返してほしいと言うので
連絡帳にこれまでのいきさつを書いて

指導員に相談しましたが、
私に納得できる状況にはなりませんでした。

塗り絵はすぐに娘に戻りましたが
まわりの子供たちはA子のモノだと思っています。

謝ると言っても、娘の耳元でこっそりと
「ごめんね」と言って走り去るような謝り方です。

結局、私の強い申し入れで
指導員からみんなの前で事のあらましを説明し

A子にみんなの前で娘に謝ってもらい、
塗り絵を手渡ししてもらうことで解決としました。

A子はその時に初めて泣いたそうです。

指導員からA子の親にも連絡したそうですが
電話はもちろん、その後私と顔を合わせても
その件についてひとこともありませんでした。

このことで、娘はさらに学童保育をやめたがり
私も、もうここまでかなと思いました。

指導員に問題があったわけではありませんが
目が届かないこともあります。

つきあいたくない友達と放課後まで
一緒に居なければならないことは

子供にとって相当の
ストレスになると思いました。

学童保育の遊びが苦手、好きに遊びたい

娘が行っていた頃の学童保育では
まりつき、なわとび、百人一首などに力を入れており

娘もまりつきはかなり上手になって
ちょっとした曲芸師のようでした。

ですが、それ以外の遊びには
あまり興味を持てなかったようです。

百人一首が好きな子は、どんどん興味をもって
その上達ぶりはうらやましい限りでしたが

好きになれない娘にとっては
百人一首の時間は苦痛だったんですね。

からかわれる、いじめられる

我が家の子どもたちではありませんが
上級生にいじめられていると訴える
男の子がいました。

「からかい」と「いじめ」の違いも
あいまいですが、

クラスの中でも起こる問題が
学童の中にも同じように存在します。

指導員が好きになれない

相性の問題があるので
必ずしも指導員が悪いとかではありません。

でも、もしも指導員を嫌いになってしまったら
やっぱり行けなくなっちゃいますね。

会社の同僚の子どもの例ですが
下級生とトラブルになった時に
一方的に悪者扱いにされて謝ることになり

それから学童に行かないと言い出したそうです。

指導員も沢山の子どもを相手に大変ですから
悩み多い仕事なのかもしれません。

早く家に帰りたい

うちの子どもたちはとにかくこれです。

家に帰って人目のないところで
ダラダラしたいんですよね。

ダラダラし始めたらもう果てしないですから。

休みの日は家でのんびりしたい

運動会の振替休日とか開校記念日とか
そういう日は、家にいたいようでした。

学校の中にある学童保育だったので
他への移動がなく安全面では安心でしたが

それはつまり、夏休みや冬休みの長期休暇でも
毎日学校へ行くことになります。

「仕方ない、行くか・・・」と
娘がつぶやきながら
出かけていたのが思い出されます。

何だかその後ろ姿がとても可哀想に思えてしまい
夫が自営業だったことで夫の事務所へ連れて行きました。

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学童保育をやめさせて良かったと思う事


娘の時代は今とは随分状況が異なり、
比較にはならないこともあると思いますが

参考までにいくつか挙げてみます。
 

子どもの表情が明るくなった

娘の時代は今とは随分状況が違って
沢山の子どもが公園で普通に遊んでいたし

専業主婦も多かったので
友達の家へ遊びに行くことも多かったです。

好きな友達と自由に
遊べるようになったこともそうですが

何よりも気の合わない嫌いな友達と
放課後を一緒に過ごさなくても良いというのは

かなりストレスから解放されたようで
娘の表情が明るくなりました。

まだスーパーファミコンの時代でしたが
女の子はそれほどのめり込むことも無くて

適度にソフトの貸し借りをして
帰るまでの時間を過ごしていたようです。

自分から習い事をしたいと言った

学童保育をやめてからは、
書道を習っていた友達から刺激を受けて

2年生から書道教室へ通いたいと
自分から言い出して通い始めました。

教えてくれる先生と気が合って
中学2年まで続けることが出来たのも

たまたまのタイミングですが
学童保育をやめたことがきっかけでした。

まとめ

学童保育をやめさせることは
正直心配なことも沢山ありました。

私も子供の頃は
ひとりで留守番することも多かったですが

意地悪な友達と遊ぶくらいなら
ひとりで居たいと思うくらいで

あまり寂しいとは思いませんでした。

今は何かと物騒な時代で、
気軽に子供に留守番をさせるのも心配ですが

親子でしっかり約束事を決めて
学童保育が子供にとって苦痛なら

やめる選択をすることも考えて良いと思います。
 

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