気象予報士試験の合格率と学習費用 さらに年収や就職先は?

人気アイドルが気象予報士の試験に
合格したという話や

俳優やお笑いのあの人が
実は気象予報士の資格を持っている・・・

なんて話をよく聞きます。

「私も挑戦してみようかな・・・」と
調べてみたところ

あまりの難関、狭き門に驚愕したので
まとめてみました。

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気象予報士試験の合格率は?

気象予報士試験の合格率は
超難関5%前後です。
 


 

つまり、100人受験しても
5人ほどしか合格しない事になり

学科試験と実技試験があることを
考えただけで大変そうです。
 

この資格は、他の国家試験と比べてみても
かなり難易度が高くなっており

偏差値で表すと64となります。

 

他の国家試験と比較してみる

難しいと言われる行政書士の資格でも
合格率は10%前後

さらに社会保険労務士では、
令和2年度で6.4%となっています。

単純に
合格率だけで比較してみても

気象予報士の資格を得ることの
難しさがわかってきます。

身近な簿記の資格と比較してみる

では、国家試験ではなく
もっと一般的な資格で考えてみましょう。

簿記の資格は多くの人が持っていますが
今回は日商簿記で比較します。
 

比較的取りやすい3級では
40%から50%の人が合格
します。

日商簿記3級は、学校や職場から
受験を義務付けられる場合が多く

しっかり準備をしないまま
受験する人が多いのが現状ですがこの合格率です。
   

ところが日商簿記2級となると
ぐっと難易度が上がります。

合格率は15%~30%となり

そして更に日商簿記1級となると
合格率は10%となります。
 

私の周りにも1級を持っている人は
まったく居ませんし

受験をしたという人さえいないほど
簿記の最難関の資格です。
 

それでも、合格率10%という割合は
5%の気象予報士と比較すると

難関ながらも2倍の合格率になるので

気象予報士の資格取得が
どれほど難しいかがよくわかります。

気象予報士になるための学習費用は?


市販のテキストを購入し
独学の道もありますが

気象予報士試験には学科試験
実技試験があるため

通信講座を受講するのが一般的で、
合格への早道となっているようです。
 

教育訓練給付制度を利用すれば
最大で学費の20%が支給されるので
(上限は10万円)
自分が利用者に該当するか調べてみましょう。

教育訓練給付制度について詳しくはこちら
 
 

いちばん人気はユーキャン

知名度がNO.1のユーキャンですが
価格も他社と比べて圧倒的な安さが魅力です。
詳しくはユーキャンHPで
 

一括払い69,000円(税込
分割払い4,980円×14回
総額69,720円(税込)になっています。
 

お天気学園 気象予報士講座

こちらは、個々のニーズに合わせて
講座が沢山あるのが特徴です。

詳しくはお天気学園 気象予報士講座HPで
 

1例として、初めて試験を受けるための
WEB通信講座の総合学習コース
132,000円(税込)となっています。

この学園の特徴はWEB通信講座の他にも
沢山の講座やコースが選べるので

グループ講座マンツーマン講座
それぞれ細かく分かれたコースから
自分の好みで選択するのが良いでしょう。

実技だけを集中して学びたい人の
実技コース

模擬試験にも
徹底的に取り組める一方で

気象の基礎だけが学べる11,000円
安価な講座もあり

選択肢が多いのが最大の魅力です。
 

藤田真司の気象予報塾

藤田講師の熱血指導で有名ですが
学科試験と実技試験向けの講座を

すべて合わせた費用の合計が
204,000円とやや高めです。

詳しくは藤田真司の気象予報塾HPで

他との違いは、藤田講師に直接、
回数が無制限で質問が出来ることで

金額の高さに見合ったサポート体制は
合格実績の高さにも表れています。

教育訓練給付制度は使えません
合格祝い金が出るのが魅力です。

気象予報士資格で就ける仕事は?


気象予報士の資格は、難易度の割に
就ける仕事が少ないと言われています。

資格の専門性が高いがゆえに
活躍の場が限られてしまうのでしょう。

実際にはどんな状況なのでしょうか。

気象予報士になるのは難しい?

気象予報士の試験に合格しただけでは
気象予報士とは言えません。

気象庁長官の登録を受けて
初めて正式な気象予報士になります。

登録申請については気象庁のHPで詳しく

気象予報士と言えば
まず天気予報番組で解説をする

お天気お姉さんのイメージが
一般的ですが

天気予報の解説をするだけなら
気象予報士の資格は無くてもOKなのです。

つまり、気象予報士の資格を取得しても
TV局に入りやすいワケではありません。

         

また、気象庁に入るには
国家公務員採用試験に合格しなければならず

気象予報士の資格を先に取得しても
気象庁に入りやすいということでもないようで
 

就職のための資格というよりも
趣味の範疇に入るのかもしれません。
 

ただ、気象庁以外にも
気象業務をしている企業はありますので

気象関連の会社に入った人が
スキルアップを図るために

気象予報士の資格を取得するのは
大変意味のあるコトですし

超難関の試験を突破した自分に
自信と誇りを持てるようになれば

その方がある意味
一生の財産になるのかもしれません。

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気象予報士資格を活かせる仕事は?

気象庁以外に民間企業でも
気象を予測する仕事が増えているようです。
              

では、どのような業種があるでしょう。
 

 
・アレルギー疾患専門のクリニック

毎年花粉症に悩む人のために
気象予報士としてスギ花粉などを測定し

効果的な花粉症対策を提供するクリニックが
少しづつ増えています。

気象予報士としての資格を活かせる
仕事ではありますが

求人はまだ少なく、仕事内容も
気象予測以外だけとはいかないようです。
   

・商社やメーカー、農作物関連などの一般企業

気象予報の情報は
気象庁が無料で提供していますが

業種によっては自社向けの
気象情報が必要になってきます。

例えば農作物の輸入や
輸出をしている大手の商社では

気象による収穫量から分析するデータが
大変重要になってきますので

気象予報士の求人も
決して少なくはありません。

また、商社以外にも、
農業関連のメーカーや一般企業などで

気象予報は重要な役割をもっており
求人は少なくないようです。
 

・大手IT関連企業

気象現象を予想して
気象災害をアラートしたり
猛暑の予想をするなど

気象予報システムを使った
IT関連企業の求人は

今はまだ多くはありませんが
今後のニーズはありそうです。

気象予報士の年収はどのくらい?

平均で500万円が相場と言われ

その範囲は400万~650万円とされ
勤めている企業や雇用形態によって様々です。

気象庁の天気予報士の年収

気象庁は一般企業とは異なる政府機関ですが
年収は500万~700万円となります。

国家公務員試験に合格して
更に面接試験を経て採用されるため
とても狭き門となっています。

民間企業の天気予報士の年収

気象に係わる民間企業で働く
気象予報士の年収は350万~550万円

一般的なサラリーマンと変わらず
気象予報士としてというよりも

それぞれの業界の相場や
企業の給与体系によります。
 

正社員、契約社員、派遣やアルバイトなど
雇用形態によっても違いが出るでしょう。

マスメディアで活躍する天気予報士の年収

気象予報士の資格を持ち
TVのお天気キャスターとして人気が出れば

年収が1000万円を超えることも
決して夢ではありません。
 

しかし、お天気キャスターの契約は
長期ではなく1年ごとである場合が多く

TV局の番組改編に左右されたり
放送回数の少ないラジオ局の場合もあるので

相場は300万~600万円程度となっています。

まとめ

◆天気予報士の合格率はわずか5%

◆学習費用は通信講座で
 10万以下~20万超まで色々

◆気象予報士の年収は
 働く環境や雇用によって大きく異なり
 300万~1000万円超まで

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