昔、実家で買っていた柴犬のモクは
毎日の日課の散歩が大好きでした。
それこそ雨が降っても風が吹いても
父が毎日散歩に連れて行きました。
モクが毎日じっと小屋からこっちを見て
待っているのが分かるから、
行かないわけにはいかないのだと
両親が声をそろえて言っていたので
犬はみんなそういう習性だと
勝手な思い込みをしていましたが
雨の散歩を嫌がるワンコもいるのは
犬も人間と同じで個体差があるからなんですね。
雨でも散歩へ行きたがる犬と
雨の散歩を嫌がる犬、
どういう対応をしたら良いのか
うちの両親はあれで良かったのか
気になったので調べてみました。
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雨でも散歩が好きな犬の場合
実家では毎朝決まった時間の散歩が日課で
モクは毎朝クビを長くして待っており
それは雨でも同じで、
少しでも遅くなると吠えて催促していました。
実はコレは犬が主導権を握ってしまう
ダメダメな例だったようです。
散歩の習慣がついているなら雨でもGO!
実家のモクのように、
毎朝決まった時間の散歩を犬が知り尽くしていると
雨でも犬は普通に散歩に行きたがるので
まずは行くしかないですね(笑)
犬は規則正しい生活をすると安心し、
それが崩れるとストレスの原因になるからです。
この時、雨に濡れることをイヤがるワンコは
外に出て身体が濡れるとすぐに戻りたがります。
雨の散歩は人間だってしたくないし
犬が嫌がるのならもっけの幸い!
無理に毎日散歩しなくても大丈夫だし、
小型犬なら室内で遊んでもいいですね。
モクは田舎の犬だったからなのか
雨でも全然平気でしたが
人間のほうがすっかり参っていました。
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普段から犬の散歩は人間主導で
決まった時間に散歩へ行く習慣がつくと
モクのように犬から催促してくるようになり、
散歩の主導権を犬が握るようになります。
老いた父は散歩のたびに元気いっぱいのモクに
リードごと引っ張られていました。
散歩のコースはいくつかあったようですが
選ぶのは先を行くモクであり
父はまるで犬に飼わされているかのようでした。
ここまで犬に実権を握られてしまうと
矯正は大変ですが、
少しづつ人間主導に切り替える必要があります。
毎日同じ時間に散歩をしない
今、毎日催促されている状態なら
頑張って犬に催促される前に散歩に行きましょう。
たまに散歩をしない日を作るようにすると
雨の日に散歩を中止してもストレスになりません。
時間もコースも決めずに、歩く歩幅も
飼い主のペースで散歩をすることが大事です。
普段から飼い主が犬に合わせていると
犬が好む規則正しい時間を作れないときに
犬が「時間なのに散歩に行かないのか!」と
イライラして落ち着かなくなり
吠えることで要求を通すクセがついてしまいます。
そもそも毎日散歩に行かなければならない
習慣をつけてしまったのは飼い主であり、
それが却って犬にストレスを与え
飼い主も負担になるという悪循環になります。
実家のモクも
子犬の時から正しい飼い方をされていれば
父もあんなに振り回されなくて済んだと思います。
散歩で排泄のクセをつけない
散歩に出なければ排泄しない犬がいますが、
これも最初が肝心で
排便をすませてからでなければ
散歩に行かないなどを徹底しておくと
悪天候で何日も散歩に行けない時や
飼い主が病気の時なども困りませんね。
また、雨の散歩がキライな犬は
散歩の時しか排便しないクセがついていても
雨のが降っている間はじっと我慢するので
身体に悪いし、犬も可哀想です。
犬本来の習性では、散歩先で排泄したほうが
落ち着くのでしょうが
そういう習慣をつけていると
それが出来ない事態になったときに
つらい思いをするのは他でもない
家族の一員であるワンちゃんなのです。
ちなみに、
うちの実家では、親せきに不幸があって
泊まり込みで出かけていても
朝の5時に母が
一度家に帰って犬を散歩させていました。
これも自分でそういう状況を作っていたんですね。
まとめ
・本来、雨の日の犬の散歩は無理に行かなくても良い。
・日頃から散歩時間やコースは不定期に
飼い主が主導で決めて行うようにする。
・散歩のときに排泄する習慣をつけない。
・散歩へ行かない時は室内で運動させたり
一緒に遊ぶなどストレスを感じさせないようにする。
以上で、雨の日に散歩をしなくても
犬にストレスを感じさせることなく過ごせます。
よって、飼い主も雨の散歩が休めて楽になります。
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